田 中 満 君 |
下 田 保 夫 君 |
古 舘 傳之助 君 |
壬 生 八十博 君 |
豊 田 美 好 君 |
立 花 敬 之 君 |
坂 本 眞 将 君 |
山 名 文 世 君 |
大 島 一 男 君 |
松 橋 知 君 |
畑 中 哲 雄 君 |
石 橋 充 志 君 |
五 戸 定 博 君 |
八 嶋 隆 君 |
寺 地 則 行 君 |
吉 田 淳 一 君 |
秋 山 恭 寛 君 |
大 館 恒 夫 君 |
前 澤 時 廣 君 |
伊 藤 圓 子 君 |
田名部 和 義 君 |
吉 田 博 司 君 |
坂 本 美 洋 君 |
上 田 善四郎 君 |
──────────────────────────────────────
出席理事者
市長 小 林 眞 君
副
市長 西 幹 雄 君
副
市長 奈良岡 修 一 君
商工労働部長 高 谷 勝 義 君
商工労働部次長兼
雇用支援対策課長 大 村 典 康 君
商工労働部産業振興課長 千 葉 憲 志 君
──────────────────────────────────────
出席事務局職員
事務局長 宮 崎 光 弥
次長兼
議事課長 佐 藤 卓
副参事(
議事グループリーダー) 秋 山 直 仁
主査 和 田 智
主査
細谷地 幸 夫
主事 毛 利 誠 司
──────────────────────────────────────
午前9時01分 開会
○
山口 議長 おはようございます。
これより
議員全員協議会を開きます。
──────────────────────────────────────
・
桔梗野工業用地造成事業について
○
山口 議長 理事者から、
桔梗野工業用地造成事業について
説明をいたしたいとの申し出がありますので、これを受けることにいたします。
それでは、
説明を願います。
◎小林
市長 おはようございます。
議員の皆様におかれましては、
大変お忙しい中、
説明の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。
さて、
桔梗野工業用地造成事業の
負債問題解決に向けて県と
協議を重ねてまいりましたが、このたび、一定の方向づけがなされてきましたことから御報告申し上げますとともに、御理解いただきますよう
お願いをいたします。
桔梗野工業用地造成事業の
負債問題につきまして、去る8月27日開催の
議員全員協議会において、これまで行ってきた三
者協議ではそれぞれの主張に隔たりがあり、その溝は埋まっておらず、その時点において見解の一致を見るには至っていない状況となっていることを御報告申し上げたところでございました。
しかし、その1週間後の9月3日に
事業団の
専務理事が当職を訪れ、
専務理事から、
負債の
原因となった
軟弱地盤については、その存在に至る事実
関係を示す
資料が残っていなかったこと、また、当市に
負担を求める
内容の
経営健全化計画を市への相談なしに
理事会で決定したことなどについて陳謝があり、その上で
負債解消に向けた
財政支援についての
要請がありました。
私としては、
事業団から
支援要請があったことを重く受けとめ、
事業団が事実上、
責任の一端を認め、当市の主張が一定程度受け入れられたものと受けとめました。
私はこれまで、
軟弱地盤地が存在した
原因や
責任の所在について明確にするように主張してきましたが、
事業団からこれまでの対応についての陳謝があり、その上で
負債解消に向けて
財政支援の
要請があったことを踏まえて、
軟弱地盤が存在した
原因については事実
関係を確認できる
資料が残っていないとのことであるため、この際、
未来志向という
考え方のもと、
早期解決に向けての取り組みが必要であると判断し、
事業団に対する
支援策について具体的な検討を行いました。
支援策については、9月3日以降、県とさまざまな調整を行い、昨日、私と知事が会談をし、
事業団に対する県及び市の
支援策についておおむね
合意をいたしました。
その
支援策の
内容でございますが、まずは
負債がこれ以上ふえないようにする
抑制策として、42億6200万円の
負債に対して、
事業団の
剰余金を活用して11億9700万円を無
利子貸し付けするほか、県が30億6500万円の無
利子貸し付けを行い、新たな
負債の発生を抑制いたします。
次に、
負債の
解消策についてですが、
事業団の
剰余金から13億4200万円、
用地分譲による1億円を充当した上で、市は残額の28億2000万円について、
財政規模を考慮し、35
年間にわたり
支援することとする
内容でございます。
市が
支援するに際しては、県からは第二
臨海工業用地造成事業会計の
剰余金について、清算時において
桔梗野工業用地造成事業への
支援を前向きに検討していただけることとなりました。
また、今後の
市政運営に際し、
県有地の譲渡についての優遇及び
県有施設の
優先的利活用について特段の御配慮をいただき、その履行を約束したのでございます。
さらに、市の
財政運営に関して、
関係機関・団体に対し
複数年にわたり市への
支援をすることについて
要請していただくことも約束いただきました。
私といたしましては、
財政状況が厳しい中でこれほどの金額を
負担することは本意ではありませんでしたが、過去の
負債については早急に決着を図り、市の未来に向けて
地域発展に力を注ぐための苦渋の決断でありましたことを御理解賜りたいと存じます。
今後、
事業団に対する
支援を行うに際しては、
予算案を議会に上程して御審議いただくことになりますが、
議員各位の御理解をいただきながら進めていきたいと考えておりますので、よろしく
お願いをいたします。
以上で私の
説明を終わりますが、配付させていただいている
資料につきまして若干の
補足説明を
商工労働部長のほうから申し上げます。
◎高谷
商工労働部長 それでは私から、お手元にお配りしてあります
資料につきまして御
説明申し上げたいと思います。
去る3月の
事業団理事会におきまして
経営健全化計画が可決されましたけれ
ども、その案が(B)でございまして、今回、県と
合意いたしました
処理案、
支援策が(A)でございます。
まず、(B)の
負担額とありますけれ
ども、元金に対しての
負担額は、(B)では38億2500万円が市の
負担ということでございましたが、今回、
合意いたしました市の
負担額は28億2000万円というふうなことで、
差し引き10億500万円の減になるわけでございます。
そして、無
利子貸付の
利息相当分とありますが、無
利子貸し付け36億円というふうなことで、今回
合意に至ったのは
平成21年度
決算ベースなので、20年度
決算ベースと数値には若干差がありますけれ
ども、
考え方を御
説明したいと思います。
36億円のうち半分に当たります18億円を
八戸市が無
利子貸し付けをするといった場合、20
年間の
貸付利息相当分を2%と計算いたしまして3億4200万円というふうになりますので、これが今回の
合意案と比較しますとそのままマイナスになります。そういうことで、(B)の
処理案といたしますと41億6700万円が市の
負担額というふうなことでございましたが、今回、28億2000万円を
支援するというふうなことで、
差し引き13億4700万円が軽減されたというふうなことが言えるかと思います。
また、次の枠のところですけれ
ども、
財政支援の期間でございます。3月の
計画では20
年間というふうなことでございましたけれ
ども、今回は、35
年間にわたって
事業団を
支援していくというふうなことでございます。
1年当たりの
支出額でございますが、3月の
計画によりますと
年間2億円が18年。19年目と20年目が
端数処理という形で1億9200万円と3300万円というふうなことになりまして、計38億2500万円を
負担していくというふうなことでございます。
今回の
合意案によりますと
年間約8000万円の
支援で35
年間にわたっていきますというふうなことで、単
年度ベースでいきますと約1億2000万円が軽減されるというふうなことになります。
無
利子貸付金につきましては、先ほどの上段の表の中の
利息相当分のところと相対するわけでございますけれ
ども、3月の案によりますと18億円の無
利子貸付金を必要としましたが、今回は県から全額無
利子貸付というふうなことで支出していただきますので、
八戸市からの
負担はないというふうなことでございます。
以上でございます。
○
山口 議長 ただいまの
説明に対し御質問ありませんか。
◆秋山
議員 きのうの本
会議終了後、
小林市長におかれましては県のほうに行って
トップ会談をなされて、
解決の
見通しが立ったということは大変喜ばしいなと思っていました。それも5分間という短時間のうちに
合意がなされたということで、
新幹線並みの速さだと思って感心しております。
ひとつ気がかりなのは
経営健全化計画でございます。市としては
年間8000万円を35
年間にかけて返済すると。これから国のほうに
変更届とかをなされるわけですけれ
ども、
見通しをお伺いしたいなと思っています。
◎
奈良岡 副
市長 今回の案は、これまでの
関係者によります血のにじむような努力の結果、年8000万円、35
年間ということで市が
財政支援するという
内容を取りまとめたものでございます。
現在、
地方主権ということが言われてございます。この中で市がこれだけ努力していったということについて十分御理解していただけるのかなというふうに思っています。決して否定的な見解はないのでないかというふうに思ってございます。
また、これがだめということであれば、今回の
内容が根本から崩れるということになり、私
どもとしてはぜひこの形で国に認めていただきたいと思ってございます。
この
計画は、着実に
負債を返していくという前向きの
内容でございますから、私
どもとしてはこの地方の物事を着実に進めていくと、ここを国に訴え、決して後ろ向きでなく
解決していくんだと、この
姿勢を見せていくということでこの問題を御理解願えるというふうに私は信じてございます。
◆秋山
議員 奈良岡副
市長、全くそのとおりでございまして、国のほうはやはり地方
自治体の苦しみをわかっていると思います。ですからそれを強く働きかけていただいて、
小林市長の時代に
解決していくということを強く望みますので、よろしく
お願いいたします。
○
山口 議長 他にございませんか。
◆
坂本〔眞〕
議員 私は大人ではありませんので、大変喜ばしくは思っておりません。
どういう
責任割合が前提になってこの
支援策にたどり着いたのか、どのように認識されておられるのか御所見を
お願いいたします。
◎
奈良岡 副
市長 具体的な
責任割合ということではなくて、これは
事業団から
支援要請があったということを非常に重く受けとめまして出した結果でございます。ただ、その過程では、例えば今、部長が申したように、それぞれの
財政規模というものがこの
解決に向けての大きなポイントであろうかなと思ってございます。1回で処理するのが理想的かもしれませんけれ
ども、
財政規模を考えた場合、かなり長期間にわたって返済していく、これがやはり賢明な策かなと思います。
そうした場合に、どうしても一時借り入れというものが生じてくるわけです。そういったときに金利の部分をどういう形で抑えていくか。金利を抑えるとしても、例えば今のような県からの30億円という大きなお金の
貸し付けとなると、これは
財政規模が7000億円ある県だからこそできる方法かと思います。市の800億円の
財政ではそういうことはできないのでございます。その中で、市としては
財政規模を考え、これならいけるという
数字が約0.1%ということを想定して交渉したものでございます。結果的には市が28億円
相当で、また県は、表面に出ませんけれ
ども、利子の分を積算していけば
相当な金額になるかなと思っています。仮に2%で計算してまいりますと、約11億円ほどになるかと思います。そのほかに第二臨海のお金も本来の市の
持ち分がありますけれ
ども、それに上乗せして県の
持ち分を足していただけるとか、そういう総合的な
数字を頭に置きながら交渉したもので、最初から何対何ということではなくて、それぞれの持つ能力、それぞれの持つ
財政規模、これでもって
解決できる範囲は何かと、こういうぎりぎりのところで実は交渉したものでございます。
◆
坂本〔眞〕
議員 大変大人の御答弁でございまして、私が子
どもであることを反省しながら思うんでありますけれ
ども、しかし現実に、私は過去、
予算特別委員会で1万円に満たない予算についても質問したことがありまして、それが
年間8000万円を三十数
年間続けると。副
市長の御
説明も
数字しかおっしゃっていない。
負担できるのはどちら、県がこれぐらいで市がこれぐらいじゃないかということですけれ
ども、
数字だけで、
負担できるから
負担するということになると、大人の
議員の方は皆さん賛成なさるかもしれないんですが、
責任があいまいな中で
財政支出について議決をするということについて
議員として非常に疑問に思わざるを得ないわけです。
そうしますと、
責任は今この段階では二の次で、とにかく
解決しなければいけないんだというのも1つかもしれないんですが、どうも新聞にありました記事を見ても、
小林市長は「県も
支援をしていただけるということでうれしく思う」と最初にコメントなさっていますが、「県も」なのでありまして、私が思うのは「県が」やるべきであって、市はその次ではないかというふうに強く思っております。
負担ではなく、
支援要請だということで受け入れるんだということですが、非常ににこやかに
三村申吾知事と握手している写真が掲載されておりますが、1つの新聞には「
責任所在結局あいまい」というふうなことが書かれておりまして、
責任があいまいな中で、ただ単に
数字、目の前に利息が発生しているからということだけで、市はこれぐらいだということだけでそれに
合意することの道理というか――これでは何があっても通るわけですよね、何をやってもいいことになりますよね。
大変長くなって恐縮ですけれ
ども、今せめて思うのは、何回も議場で申し上げておりますが、マスコミの方も軽く考えておられて掲載していないようでありますけれ
ども、ことしの1月まで
事業団は
公認会計士の
外部監査を受けていた、そこには
会計資料があった、その中でいろいろな指摘があった。それを踏まえて、今後、
改善策をどうするかということを議論しなければいけないときに、
保存年限を過ぎた過去の
会計資料はありませんということを
事業団が言ってきた。真摯な
姿勢というというのは全くないわけでありまして、きのうの本
会議で申し上げましたが、もし本当にないなら、
過失であれば重過失であります。故意または重
過失であります。そのことについての処分は求めるのか求めないのか。
事業団にそういう事実があったとすれば、今、
責任があいまいな中で
八戸市が
財政支援をするわけですから、
財政支出をするという事実を踏まえて、せめて
事業団が
資料をなくしたということを県に対して
責任追求するのかしないのか、
小林眞市長の御所見を
お願いいたします。
◎
奈良岡 副
市長 桔梗野工業用地造成事業は、
事業団が
委託者である市と
協議を行ってきたと、これは紛れもない事実でございます。
協議を行って
事業団が実施してきた、こういう事実の中で、
責任がどちらにあるかと。この
協議の
内容を私
どもとしては確認をしながら、その
責任なりを明確にしていきたい、こういう
姿勢で臨んだわけですけれ
ども、結果的に、
協議が行われてきたということについてはいろいろな方からお話は聞きましたけれ
ども、その
内容についてどうなのかという点が、
事業団側から
資料がないということで明確にならなかったと、これが実態でございます。
そういった中で、その
資料の
紛失等については、これは前にも申し上げましたけれ
ども、市のかかわりではない、
事業団内部の問題であると、こういうふうな認識でございますので、やはりここは
事業団内部で、そういった
資料の紛失についてみずから
処分等を検討していただきたいなというふうに思ってございます。
◆
坂本〔眞〕
議員 では、そういった県に対して、ほかのことを含めて、これから
八戸市が県とやりとりする上で、何を注意してどのようにやっていこうと今回のことを踏まえてお考えか、御所見を
お願いいたします。
◎
奈良岡 副
市長 これからもいろいろな
事業の面で、県に対して
支援を
要請していく場面があるかと思います。やはり市の
財政規模だけではなかなか
市勢発展のために十分力を発揮できないので、これは県に
お願いしなければならない部分があるというふうに思ってございます。また、国にも
お願いしなければならない部分があるかと思います。そういったときには市の
考え方、本意、趣旨、そういったものを明確にわかりやすく御
説明しながら、市の要望、市の考えていること、これに御理解を願うという形でもって、私
どもは県のほうにこれからいろいろな
お願いなり
支援――そういった場面のときにはきちんと市の考えを明確にしながらどこを
お願いできるのか、市としてはこういうことをするので
お願いをしたいと、そういうことで臨んでまいりたいというふうに思ってございます。
◆
坂本〔眞〕
議員 他の方もいらっしゃいますので、要望でとどめます。
大変に県を思いやった御答弁をいただいておりますけれ
ども、私が思いますに、これまで実際に御
説明がありましたが、過去10年以上にわたって
解決策についていろいろな提言をしてきたと、それから
軟弱地盤をなぜ選んだのかということについて質問してきたということが
理事者のほうから過去に
説明されております。しかしながら、
事業団にその
資料がないということでありますので、今後、何があっても市が不利にならないように、そういったことを県に申し入れたということを記録していただきたい。県は時々
資料がないと。
導水管の事故のときもそうでした。
資料がないということをおっしゃいますので、ぜひかかわったことについては
八戸市が
資料を保存していただきたい。それから申し入れた事実につきまして、必ず
資料を残していただきたい。そのためにはどうするか。
配達証明つき内容証明郵便を県に出してほしいんであります。質問につきましても、
配達証明つきで
内容証明郵便を出していただき、それをずっと保存していけば、「過去にこのとおり申し入れています」ということが証明できます。私は、県が非常に信頼にあたわない
自治体であるというふうに受けとめておりますので、そのことを御要望申し上げまして終わります。
以上です。
○
山口 議長 他にございませんか。
◆寺地
議員 今回の問題については、さまざまな意見、それから
責任論もあろうと思うんですが、このような形で
解決に向かって進んでいる。そしてまた、
市長からも
未来志向というふうなお言葉があり、前向きに
解決に当たるんだというふうなことを私は評価いたします。
やはりどなたかが、いつかの時点でこれを決着しなければならないわけであります。県民や
八戸市民に多大な迷惑をかけ、これだけの大きい事柄が二十数
年間、だれも異議を唱えずにそのまま経過してきた、このことの大変大きい
責任が行政にあると思うんです。この大きい
責任というものは
皆さん方にも重く受けとめていただきたい。とどのつまりは、
新産事業団という名前で青森県が主体になって、各
自治体が協力して地域の発展のためにやろうとしていたこの
事業が、こういうふうな形で裏切られる結果になっているということは大変残念です。
先ほどから
責任論の問題も出ていますが、先ほど言ったみたいに、
八戸市が委託をし、青森県がそれを受けた形で
新産事業団が立ち上がり、同じ
役人同士が進めてきた
事業であり、私は
責任は
全員にあると思います。歴代の県知事から歴代の
八戸市長も含め、
専務理事であった県の
方々も、歴代の
方々はともに
責任があると思うんです。
その昔、
県住宅供給公社で多額の使い込み事件があって、
実行犯の
千田被告は当然実刑になり、その
責任は問われたんですが、そのお金をもらった
アニータという女性は、自分の手を汚さないでそれをもらっていた。結局は、今は
実行犯の千田はいなくても、
理事者全員、
新産事業団の役員やかかわられた
方々は
全員が
アニータであると私は思うんです。実体のないそういうふうな形が市民、県民に迷惑をかけたと。その
責任は大変大きいと思うんです。しかしながら、先ほど申し上げたように、それをどなたかがけりをつけるということは、私は
八戸市民の将来のことを考えてもやむを得ない、当然のことであると。しかしながら、先ほど言ったみたいに、このことがこれから先に十分に反省として生かされるような行政を望みたいんです。
今は
北インター工業団地もまだ62%程度の
分譲率ということで、継続中の
事業であるんですが、結局それだってほうっておけばこのようなことになりかねない事案なわけです。すべてが完売し、利益が出ないまでも
事業が成功に終わるんであればいいことでありますけれ
ども、それも売れ残るというふうな形になれば、ややもすれば
新産事業団に第2の問題が出てくるのではないかという懸念もあるんです。
ですから私は、このことを
市長初め
理事者の
方々に真摯に受けとめていただいて――まだまだ
新産事業団は解散というわけにはいかないだろうと思うんです。その中にあっても
八戸市としての言い分や
考え方を明確に打ち出していただいて、二度とこのような不祥事といいますか、悲しい処理に追われるような事態になってはいけないというふうなことを思っています。そのことを強く申し上げて、私たちはこの
計画案を認めたいというふうに思っていますので、心してこれからも行政に当たっていただくことを強く要望して終わります。
○
山口 議長 他にございませんか。
◆山名
議員 本
会議で通告していますので、余りしゃべってしまうと本
会議で言うことがなくなってしまうんですけれ
ども、1点だけ私は納得いかないんです。
坂本眞将
議員も先ほど言っていたように、まず
責任追及が一番だというのは
奈良岡副
市長もこの間言っていましたし、
小林市長においては
責任追及なくして
財政支援の話をするのはそもそもナンセンスだというふうな発言もしているわけです。その
財政支援の話どころか、今度はもう
処理案まで行っているわけですが、これは何とも私は理解できない。そもそも
責任追及ができない理由については
資料がなかったからというのは最初からわかっている話です。なぜ
責任追及をまず第一にとこれまで言ってきたのを撤回してしまったのかという、そこのところを詳しく聞かせていただきたいと思います。
◎
奈良岡 副
市長 この桔梗野の問題、これは
外部監査があったから具体的に表面に出ましたけれ
ども、それ以前から、
市長は
市長就任時から、どうしてかと。私もこの職になってから初めて見て、どうしてかという疑問がございました。その
関係を
事業団、県に問い合わせたんですけれ
ども、そのときの答えは、すべて
八戸市に
責任があるということでございました。これについては、私
どもはやはり
原因があって結果がある。繰り返しますけれ
ども、造成して全部販売したと。販売の部分は市が全部企業を張りつけたと。そういう面では私
どもはそういった
責任をきちっと果たしているんでないか。ただ、結果として
軟弱地盤で、買い戻しをしなければならない。これは
原因があっての結果だと、そういうふうな理解のもとに、私
どもは
責任はすべて
八戸市にあるのではないという立場で、
事業団、県に対して申し入れてきたところでございます。
これについて県は、
事業団発足時の、
八戸市の想定できない部分の理論を持ち出して、これは
八戸市にあると、こういった主張をずっと繰り返してございます。その中での
解決策の方法としては、当時の事実、
資料に基づく判断がやはり一番公正であろうということで我々としてはその
資料を求めたわけです。ところがその
資料が出てこないと。立証
責任は向こうにあるわけですけれ
ども、私
どものほうにはそういう
資料がない。ここでやはり行き詰まったというのが実態でございます。
そういった中で、いわゆる直接の
資料がなければ
考え方でもって
責任追及しようということで理論をいろいろ構成してぶつけながらやったわけですけれ
ども、どうしても出口が見出せないという状況です。その中にあって事実は何なのか、もう少し原点に返って事実は何なのかと。先ほど私が話したとおり、この
事業は市が委託して、市とは
協議がありましたけれ
ども、
事業を実施したのは
事業団であると。こういったことは
事業団は認めていますので、ここを頼りに、私のほうとしては第一義的には
事業団にあるものということでやってまいりました。
その中でもなかなか
解決が見出せないということで、先般この
解決の見出し方を含めて、
事業団が市に対して
財政支援を
要請すると。言葉には出ていないんですけれ
ども、そういったことを認めたという理解のもとに、それでは次の
支援策に入りましょうという今回の決断をしたわけでございます。ですから
責任ということの何対何とかは明確にはなっていませんけれ
ども、事実は事実として認めましょうと。その中において
事業団が市に
要請したと、このところの意味合いを私
どもは
責任の一端を認めてもらったと、こういう見解でもって今回の
支援策のほうに移っていったというのが事実でございます。
◆山名
議員 今のお話の中にも出てきましたように、委託団体としての
責任というものは私も前に発言したと思います。ですからある程度は市も
責任があるんじゃないかという考えを私は持っていたんです。ところが皆さんのほうは、いやそうじゃないと、
軟弱地盤の発生そのものの
責任追及が第一なんだと。断固としてそこは否定して頑張っていくのかなという期待感があったわけです。ところが、数日もたたないうちに――質問通告もなんだか、しり切れトンボのような質問になりかねない。急転直下に話が決まって、
財政負担どころか返済も市が負うと。しかも30億円の
財政支援だったはずですけれ
ども、これを見ると41億円云々の話が出てきて、28億円になったのだから大幅にまけさせたんだというような
数字のトリックみたいなものがある。マジックみたいなものがある。そうでない、私らの受けとめ方は、30億円をたたき台として
財政支援をして、そもそも
責任はどこにあるのかと、最終的にだれが返済していくのかという話だったろうと思うんだけれ
ども、全然ニュアンスが違うんですが、私だけが違うように受けとめているんでしょうか。(「いや、そのとおり」の声あり)そうではないと思うんです。そもそも、
事業団から30億円の
財政支援を求められたということなんじゃないですか。
◎
奈良岡 副
市長 これは全体では当初は41億円という話。その後、利息がかさんで、今年度の分を含めて、大まかには42億円になります。この42億円をどうやって処理するのかという話の中で、
事業団は
事業団としてその
負債をいかに減らすかをまず努力していただきたいと、これが市の
考え方でございます。その中で出てきたのが、
事業団には
剰余金というものがあるでしょうと。したがって
八戸から生まれた
剰余金は
八戸の
負債に使うべきであると、こういう主張でその
剰余金を充てて、
負債額を、元金をいかに減らすかというところにまず私
どもは力を注ぎました。その結果として、他の会計から入れて、現実的には用地の売却、これも1億円ほどが考えられますので、こういったものを差し引いて、
事業団は
事業団として努力してくださいと。それから県の
持ち分とかもつぎ込んでくださいと、そういった形で圧縮をしていったのが結果的に28億円ということになります。
ですから最初30億円という話が――これはいわゆる金融ベースで、利息をとめるための県のほうの計算で30億円という
数字が出たわけですけれ
ども、もともとの
数字の42億円からいかに減らしていくか、そしてある財産をいかに処分していくかということであって、これは一般の企業の
負債処理と同じかと思います。そして残ったものについてどうするか。この視点に立って私
どもは作業を進めて、結果的に今28億2000万円にまでようやく詰めたというのが実態でございます。そういった中で考えた
数字で、最初から30億円であったということではなくて、詰めながら来たというところを御理解していただきたいなと思います。
◆山名
議員 それはおかしいと思います。
事業団から
支援を求められたのは30億円じゃないですか。41億円の
支援を求められていないでしょう。30億円の
財政支援を求められて、それをたたき台にして議論しましょうということなんじゃないですか。
◎
奈良岡 副
市長 この表でお示ししてあります
八戸市の
財政負担額の試算という中で、
経営健全化計画の
処理案、このBのところがことしの3月に
事業団から出された案だと思います。その中に38億円とあるわけですけれ
ども、実は市の
持ち分として市川工業用地の
剰余金が約5億円ありますので、これはほぼ、41億円からその分を差し引いた結果として38億円と。その38億円からさらに第二臨海の
剰余金を、これは県の
持ち分もありますけれ
ども、それをつぎ込んでいただいて減らしてきたという事実でございます。ですから、42億円を、どこから持ってきてどういうふうにして減らしていくかということであって、最初から30億円があったということではございません。
◆山名
議員 負債が42億円ぐらいあるというのはもうわかっていた話であって、市が
支援策を求められたのは30億円なんです。違うんですか。
じゃ、初めからこういう
数字を
議員全員協議会の中で示して、こういうような
財政支援を求められましたという
説明をすべきだったんじゃないですか。正直言えば、私らは新聞報道でしかわからないです。
全員協議会の中でしか話を聞いていないですから。今出てきた
数字は初めて出てきたわけであって、新聞では30億円の
財政支援を求められたというような記事になっていますので、
全員協議会での
説明不足があったんじゃないですか。41億数千万円という
数字がここに出てきて、かなり県のほうも努力したのだという、そういうトリックがここにあるのではないかというのが1つの私の不満なんです。
何回もやっていてもしようがないですけれ
ども、そもそもこういうような
責任追及をきっちりやらないままに市が28億円もの
負担をしなければならないというのでは、果たして市民に対する
説明責任というのは果たせるんですか。
本
会議でもやりますからいいです。そういう意味では、私はこの
負担額の試算ということ、また市が
負担をするということに関しては不満だという意見を言って終わりたいと思います。
○
山口 議長 他にありませんか。
◆前澤
議員 今るる皆さんからお話があっておりますけれ
ども、先ほどの
責任論の放棄というようなことかと思いますが、まず確認をしたいんですけれ
ども、
事業団イコール県という部分でも見ておりますので、青森県が
責任を認めたからこそ
支援をするということで自分は認識しているんですが、皆さんのほうはどうですか。
責任を認めなければ
支援をするということはなかなか考えられないことだと思いますけれ
ども、そこの基本的なところをまず教えてください。
◎
奈良岡 副
市長 私
どもも、県は実態的に
事業団と一体であろうという主張のもとにこの話を進めてきたわけですけれ
ども、県の主張としては、青森県と
事業団は組織的に違いますと。これは全く表面的な話で、そういう立場でもって私
どもに話をしてきて、これは
事業団の問題であるということで終始その主張でございました。
ただ、私
どもは実態は一体というふうに思っていますけれ
ども、この桔梗野工業用地の
事業は、先ほど申しましたけれ
ども、
事業団が市と
協議しながら実施してきたと、これは紛れもない事実でございます。そこに
責任という言葉をどうかませるかということがあるかと思いますけれ
ども、主語は
事業団です。「
事業団が
協議して実施してきた」、やはりここに1つのポイントがあるかなと思っています。
責任という言葉は出ていませんけれ
ども、ここに私
どもは
責任ということが十分に含まれていると。また、そこを認めた上で、今回市に対して
事業団が
支援要請をしたと、当然
責任ある立場で
要請したと、こういうふうに私
どもは理解して
支援策のほうに移っていったという経緯でございます。
◆前澤
議員 私も、
事業団も県も
責任を認めたからこそここまで来たと、このように思っております。きのうも
市長が
未来志向とのお話をされました。苦渋の選択であると思いますし、私
どももこれですべて納得ということではありませんけれ
ども、やっぱり交渉事ですからどこかでおさめなければならないというのがいつか来ると、このように思います。
今、阿久根市とか名古屋市で二元代表制ということがいろいろささやかれて問題にもなっておりますけれ
ども、これは私
ども議員にとっても自分の判断としてやっぱりきちっとしていかなければならない
責任もございます。そういう意味で、当初
説明があった部分からまずここまで県も
責任を認めてきた。市もすべてに
合意ではないかもしれませんけれ
ども、県も
責任を認めて、市もこれだけの
支援をするということで、
未来志向でこれから先に進むということになろうかと思います。先ほど来話がありましたが、県との
合意を事前に聞いていないと、確かにそういうことも言えるかもわかりませんけれ
ども、逆に今こういうふうに
説明をして、このことについてまた議会で論じられていくというのもこれからの流れであろうと、このように思っておりますので、しっかりとその場その場で私
どもも
理事者と話し合いをしながら進めてまいりたい。
今回の県との交渉で、長い間、皆さん大変な思いをされ、御苦労され、議会でもいろいろなことを言われながらここまで来たことに対しては敬意を表したいと、このように思っております。
今後ともいろいろな
説明をしっかりと私
どもにもしていただいて、これからもますます、県との
関係が悪くならない形でしっかりと事を進めてまいりたいと、このように思いますので、よろしく
お願いいたします。
私からは以上でございます。
○
山口 議長 他にありませんか。
◆畑中
議員 二、三簡潔にお聞きしますが、今回の30億円は、県が出して、とにかく利子がかさまなくなったことだけは評価します。
市長も副
市長もそこまで努力したわけなので、そこはいいと思うんですが、これからです。県は、
八戸市が28億円出すことを前提に、それがなければ出せませんということで、足元を見て押してたんではないかと思っていますので、私は県のほうの強引さが目立ったんじゃないかなと。県議会に30億円を提案するために、市が
負担せいと、それが前提だということで出してきたんではないかと思います。
それで、その上に立って、先ほどから
責任問題が出ていますけれ
ども、
事業団の
責任がここに出てこないんです。今13億円を
剰余金から出すと言っていますけれ
ども、その13億円の
剰余金が25年前もあったわけだから、それを財源にすれば、14億円の借金はなかったんです。利子が膨らまなかったんです。そういう
責任をだれがとるかという問題なんです。25
年間放置して今出すんだったら、25年前に13億円を出していればよかったんです。借金が1億円にしかならなかったでしょう。書類がなくなったって、そういうあいまいにしておいた
責任について追及されなければならないと思います。歴代の知事が理事長で、県から総務部長、総務部理事、県土整備部長とか
商工労働部長ですか、5人が来ているわけです。14人のうちの5人ですから、理事の
責任は大きいと思うんです。死んだ人は追及されないかもしれませんが、歴代の県の理事、
八戸市長も理事になっています。そういう人たちの
責任、個人の
責任がはっきりしていないと、市民は、税金を使って、議会でしゃんしゃんと決めたから、そうですかというわけにはいかないと思うんです。市民はとてもこんなものには納得していないと思います。あくまでも個人
責任だけれ
ども、それも含めてやらなければならないと思います。そうしないと納得しないと思います。
それからもう1つ聞きます。
35
年間で返すと言っていますけれ
ども、35
年間事業団が続くことを前提にしてそれをやっているんですか。そこだけ聞きます。
◎
奈良岡 副
市長 35
年間、
事業団が続くのかという御質問ですが、これは私
どもの桔梗野だけの会計ではございません。金矢の会計、それから百石の会計、これらも含めれば、35年という
数字は別として
相当の
負債を抱えており、そういった問題の
解決を現在見ておらず、解散に至るような状況ではございませんので、私
どもの35
年間は十分担保されているというふうに私は考えております。
◆畑中
議員 金矢の問題はあるけれ
ども、残っているのは
八戸市と県でしょう。これはやはり解散を前提として処理策をやらなければと思います。これまで25
年間、毎年210万円ずつ
事業費を出してきた。5000万円も出してきた。35
年間やるとなると、あと7300万円は出さなければならないという問題もある。解散を前提として、その処理策を個人
責任も含めてきちんとやらなければならないと思います。北インターが残っているんだから、
八戸市は引き受けて売ればいいんです。
事業団に、売れない土地を頼んだってしようがないと思うんです。利子が膨らむようなことをやっている
事業団に頼んだってしようがない。ほかのほうはみんな終わっているんだから、はっきり解散を要求して、
八戸市と青森県だけ、そういう前提でやるべきだという意見を申し上げておきます。
○
山口 議長 他にありませんか。
◆田名部
議員 だんだんの経過の中で、きょうの
議員全員協議会でお知らせいただいたわけですが、そこで、今後、事務的にどこの部分をゴールとする予定ですか。
それともう1つ、今の
資料を拝見しますと、長きにわたってこれだけ多額の財源が――今後、金融機関の
支援策がどのようにかかわってくるのか。
その2点をお知らせいただきたいと思います。
◎
奈良岡 副
市長 事務的には、市のほうの
予算案ということが具体的に出てまいります。したがいまして、これはまだ部内で少し検討しなければならない事項なんですが、今年度から始めるのか、来年度当初から始めるのかという問題がございます。いずれにしても、予算を議会で皆様に御審議いただいて、そこから
支援の具体的な話が進むかと思います。県は県のほうの立場で予算措置、それから金利の
抑制策を考えると。早急にやるということはお話をいただいてございます。
また、
事業団の処理につきましては、理事長が副知事でございますが、
事業団の内部決裁で、内部でもって処理され、私が理事になっております
理事会でそういったものは報告されると、こういうふうに思ってございます。
金融機関の
支援につきましては、これは具体的にまだ話は進んでいないわけですけれ
ども、県のほうから、これまでの経緯を踏まえて金融機関の
支援についても依頼をするということでお話を聞いていますので、その辺は県の努力に期待したいなと思ってございます。
また、私
どものほうとしては、できるだけ多く
支援していだきたいと、これは当然の気持ちでございます。それをまた強く話をしていきたいと、こういうふうに思ってございます。
◆田名部
議員 金融機関の大きな
支援を私も大きく期待をするところなんですが、そうすればいつの時点で利息がとまることになるんですか。まだ先の話のようですけれ
ども、いつの時点で利息がとまるんですか。
◎
奈良岡 副
市長 具体的には、県のほうで今利息抑制のための予算要求をするというふうにお伺いしていますので、この予算が県議会にかかり、議決後、
事業団に県からの
貸し付けがなされるものというふうに思っています。その時点で、今借り入れている一時金については金融機関のほうに返済になると。したがいまして、その時点から金利がとまるということになるかと思います。
◆田名部
議員 一日も早い打開策を期待しまして、終わります。
○
山口 議長 お諮りいたしますが、あと何人、質問がございますか。
3人ですか。
午前10時から本
会議を予定しておりましたが、本
会議の開始を少しおくらせたいと思います。手短に質問していただきたいと思います。
他に御質問ありませんか。
◆森園
議員 もう既に秋山
議員、寺地
議員、そしてまた前澤
議員のほうからもお話が出ました。本当に長年の間、
解決できなかった問題に多くの方も携わってきて、
責任論までとなりますと、多分これは昭和50年代からこの議会の場で論じてこられましたので、
議員に対しての
責任も生じてくる。最後までやっていきますと、なかなか収拾のつかない問題となる。それを今回、
小林市長と
三村申吾知事が
トップ会談で
解決を図られたということで、本当に御労苦に対して心より敬意を表したいと思います。まさに政治決着だったと思っております。
ただ、1点、28億2000万円を毎年8000万円ずつ返済と、これについての軽減策、今後どうやって減らしていくのか、そういった努力ができるものなのか。そしてまた、あと附帯条件として、
県有地の譲渡の問題とか幾つかありましたけれ
ども、こういったことについて早く明確に私たちのほうに出していただきたいですし、先ほどの28億2000万円に関しては、安くするというよりも市民の皆さんへどういう形で明確に
説明をしていくのか、そういったことをきちんとやっていただきたいと要望させていただいて、終わりたいと思います。よろしく
お願いします。
○
山口 議長 他にありませんか。
◆田中
議員 新人
議員である私は、この桔梗野工業用地の開発の経緯は過去のこととしての報告でしかよくわからないのですが、本当に先ほど森園
議員もおっしゃっていましたが、
市長には歴代の
市長が手をつけなかった、いや、投げてきたこの問題に本当に真摯に取り組んで
解決に向かっているということは感謝の次第であります。
ただ、35年にわたり28億円を支払っていくというのは本当にいかがなものかと。市民の血税であります28億円、本当に何のメリットもない市民が本当に納得ができるのかということが気になるところであります。
目に見える状態で水が出ていたという話がきのうの本
会議で
坂本眞将
議員からもありましたけれ
ども、そういうところを開発した
事業団に本当に
責任があるんじゃないかと、このところをもう一回きちっと話をしてもらって、県からもっと
負担をしていただくというのが本当に必要ではないかと考えます。
市民の方たちの血税を使う分の何かメリットがありましたというような話を今後期待して、要望として終わります。
○
山口 議長 他にありませんか。
◆石橋
議員 手短にいきたいと思いますが、
説明にありました
県有地の譲渡、また無償
貸し付け、そういうふうな話が出ております。譲渡といいましても土地ですから、資産として金額的に幾ら幾らということになろうかと思います。金額的な部分はわかりませんけれ
ども、今具体的にそういう譲渡される場所が話し合いの中で案として挙がっているのかどうか、また、無償
貸し付けされるような場所が具体的に挙がっているのかどうか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。
◎
奈良岡 副
市長 交渉の過程の中でいろいろな案が出てまいりましたが、具体的な譲渡等につきましては、やはり、どういうことに使いたいかという市としての目的、こういう具体的なものをある程度明らかにし、
計画した時点で交渉なりの舞台に乗せたいということで、現時点でここをということはまだ申し上げられない。やはりきちっと市のほうで、ここでこういう形でやりたいという
計画をある程度皆さんから出していただいて、また、市のほうで検討した段階でその辺を明らかにしていきたいなというふうに思っています。
◆石橋
議員 これはあくまでもグリコのおまけじゃありませんし、きちっとした資産となってほしいなと。
ただ、これがぶら下がっているからこそ、うちら
八戸市が妥協したと。一連の話を聞いても、結果としてどうしても
責任が
八戸市にあるんではないかと。そこら辺の中で今の結論が出てきたのでないかなという感じを受けております。今、確かに止血として、受けざるを得ないのかなという思いがある中で、県としても、いろいろあった際には歩み寄って、市に対して申しわけなかったと、そういう思いに立っていただいて、より配慮いただけるような部分を強く強く要望して、私のほうは終わりたいと思います。
○
山口 議長 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
山口 議長 以上で
桔梗野工業用地造成事業についての
説明を終わります。
──────────────────────────────────────
○
山口 議長 これをもって
議員全員協議会を閉じます。
午前9時59分 閉会...